生理物質の相互関係

精と気 気は精を生じ、精は気を生じる。相互転化の関係にあり、精気と呼称される場合がある。 精の気に対する作用 精は気を生じる精は腎に貯蔵され、絶えず原気を生み出す。原気は各臓腑に行きわたり、臓腑の気として各臓腑の作用を発 […]

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陰陽の病理

人体の陰陽は気候変化の影響を受け、変化する。陰陽の関係は、平衡が保たれた状態が生理的であり、失調が生じると冷えやほてりなど寒証・熱証の症状が起こる。 陽虚 陽の機能が低下した状態。相対的に陰の機能が陽より旺盛になり、寒が […]

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津液の病理

津液の病態は、津液の不足と津液の停滞の2つに大別される。 津液の不足による病態 津液不足 津液が減少し、量的に不足した病態。 【原因】 ①飲食物の摂取が不足 → 津液を化生する量が減少する②過剰な発汗や激しい下痢 → 津 […]

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血の病理

血の不足による血虚、血の運行失調による血瘀、熱の影響を受けた血熱の3つに大別される。 血の不足による病態 血虚 血の不足あるいはその滋養作用が減退した病態。脾の機能低下や過労によるものであり、血による滋養が不足することか […]

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気の病理

生理物質の病態は、虚証(不足や機能減退)と実証(有余や停滞)に大別される。気の病理も同様に、気の不足と気の滞りが主な病理変化である。 気の不足による病態 気虚 気の化生および供給が不足したり、ひどく消耗したために、気の量 […]

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気の種類

原気(元気) 原気はその源を先天の精とし、三焦(組織・器官以外の領域・生理物質の通り道)を通って全身に分布する。先天の気。 人体の最も根本的な気。生命活動の原動力。 人の成長や発育を促す 臓腑の生理活動を始動させる 生命 […]

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気の作用

推動作用 人体の成長・発育および臓腑などの生理活動を促進する作用のこと。気は活動性の高い物質で人体内を絶えず休むことなく運動しており、人体に活力を与え、成長・発育を促す。 気は血・津液・精などを押し動かす動きがある  ↓ […]

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腎とその関連領域

腎を中心とし、その機能に関連した領域には、腎・膀胱および腎と関係する組織・器官などが含まれる。 蔵精 精を貯蔵する機能。精の生理作用や全身の生理活動の調節 = 腎の機能。飲食物から得られた精は、必要に応じて五臓に分配され […]

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肺とその関連領域

宣発・粛降(宣粛) 宣発 宣布(広く行きわたらせる)・発散(外へ発し散らす)を意味する。気や津液を上へ外へと輪布する機能。 ①体内の濁気を体外へ排出 生理 呼気によって体内の濁気を体外へ排出する 病理 宣発が失調 ↓咳嗽 […]

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五行配当表

五行 木 火 土 金 水 五方 東 南 中央 西 北 五色 青 赤 黄 白 黒 五時 春 夏 土用 秋 冬 五能 生 長 化 収 蔵 五気 風 熱 湿 燥 寒 五音 角 徴 宮 商 羽 五臭 臊 焦 香 腥 腐 五臓 肝 […]

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